長く滞在するほど、料金に何が含まれるかの重みが増します。設備は学校ごとに異なります
公開日 · 2026年10月4日
フィリピン留学の費用|4週と12週の1週あたり単価
「長く行ったほうが割安になる」——これはおおむね正しいのですが、どこまで割安になるかは、費用を2種類に分けないと見えません。
分け方は簡単です。1回しか払わない費用と、滞在が延びるほど積み上がる費用。この2つを分けてから、1週あたりに割ります。
費用を2種類に分ける
| 種類 | 主な項目 | 期間との関係 |
|---|
| 1回で済むことが多い費用 | 往復航空券、初期の教材費、SSP(延長時に再申請となることがあります) | 期間が延びるほど1週あたりは下がる |
| 積み上がる費用 | 学費・寮費、保険、ビザ延長、ACR I-Card | 期間に比例して増える |
政府手続きの金額は次のとおりです。SSP(特別就学許可)は₱7,800で申請1回あたりの定額です。ただし「1回払えば期間に関係なく有効」とは言えません。登録した就学期間に合わせて発給される扱いになる場合があり、コースを延長すると再申請でもう一度かかることがあります。59日を超える滞在ではACR I-Card ₱4,500、ビザ延長は₱3,000〜6,000/回で、長くなるほど回数が増えます。米ドル換算の目安は1 USD ≈ 58 PHP です。手続きの流れはクラーク留学のビザ・SSP・ACR完全ガイドにまとめました。
4週間の場合
一般的な目安で組み立ててみます(学校・部屋タイプ・時期で変わります)。
- 学費+寮費:約20万円
- 往復航空券:約8万円
- 保険:約2.5万円
- 教材費:約2万円
合計 約32.5万円 ÷ 4週 = 1週あたり約8.1万円。ここに現地手続き(SSPなど)と週末の支出が加わります。
12週間の場合
- 学費+寮費:約60万円
- 往復航空券:約8万円(変わりません)
- 保険:約7.5万円
- 教材費:約4万円
合計 約79.5万円 ÷ 12週 = 1週あたり約6.6万円。1週あたりで1.5万円ほど下がります。下がった分の正体は、航空券という固定費を12で割ったことです。
ただし、12週滞在ではACR I-Card ₱4,500とビザ延長が数回加わります。この分は積み上がる側なので、下がり幅を少し削ります。「長く行くほど無限に安くなる」わけではない理由がここです。
単価が下がる区間は、実は決まっています
固定費を割る効果は、最初の8〜12週で大部分が出尽くします。それ以降は、学費・寮費という比例費用が全体を支配するため、1週あたりの単価はゆるやかにしか下がりません。
つまり、費用の観点で意味があるのは「もっと長く」ではなく、その期間で何をやるかです。12週を超えると学習の中身自体が変わってくる点は長期留学は12週を超えると別物になるに書きました。期間ごとの違い全体は留学は4週・8週・12週で何が変わるのかで比べています。
「1週あたり」で比べると、判断が速くなります
同じ学校の4週プランと12週プランを並べても、総額だけでは決められません。1週あたりに直すと、「あと4週延ばすと、追加でいくらかかるのか」が一目で分かります。多くの場合、追加分は学費・寮費と保険の比例部分に、ビザ延長が1〜2回加わった金額になります。
この計算をしておくと、現地で延長を考えたときの判断も速くなります。実際、滞在中に延長を決める方は珍しくありません。延長したときの単価を出発前に聞いておくだけで、その場で迷う時間がなくなります。
見積りを取るときに、これだけは確認してください
- 延長したときの単価(週あたりいくら追加になるか)
- 短縮したときの返金の扱い
- SSPの有効期間と、延長時に再申請が要るかどうか
- その金額がいつ時点のものか
3番目は特に見落とされます。延長する人は珍しくないので、契約前に文面で確認しておくと安心です。
費用の全体像はクラーク留学の費用に、費用まわりの記事は費用に関する記事一覧にまとめてあります。
この記事の金額は一般的な目安です。学校・部屋タイプ・シーズンによって変わりますので、正確な見積りは記事末尾の提携エージェントにご依頼ください。
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