会社との調整も、棚を埋めるように順番を決めていくと形になります(設備・運用は学校ごとに異なります)
公開日 · 2026年10月26日
社会人留学の会社調整|3ヶ月前からの伝え方
「英語をやり直したい」と決めてから、いちばん時間がかかるのは学校選びではありません。会社との調整です。30代・40代の方から届く相談も、費用より先にここで止まっていることが多いです。
止まる理由ははっきりしています。言う順番と時期が決まっていないからです。逆に、順番さえ決まれば話は進みます。3ヶ月前から逆算して見ていきます。
いつ、誰に、何を言うか
| 時期 | やること | 相手 |
|---|
| 3ヶ月前 | 就業規則で休職・有給の扱いを自分で読む | まだ誰にも言わない |
| 2ヶ月前 | 期間と時期だけを口頭で相談 | 直属の上司 |
| 6週間前 | 引き継ぎ表を作って渡す | チーム |
| 4週間前 | 申請書類を正式に出す | 人事 |
| 2週間前 | 社外への連絡範囲を確認 | 上司の判断に従う |
要点は3ヶ月前の「まだ誰にも言わない」です。制度を知らないまま相談すると、決めるのが相手になります。休職制度があるのか、有給は何日残っていて繰り越せるのか——先に自分で確認しておくと、話が「相談」ではなく「調整」になります。
4つの選択肢を、先に自分の中で順位づけする
① 有給消化。2〜4週間なら現実的です。籍も収入も動かないので、いちばん摩擦が少ない形です。
② 休職。制度がある会社なら8〜12週間も視野に入ります。無給になることが多いので、費用の見積りは有給消化より厚めに必要です。
③ 退職。期間の制約はなくなりますが、戻る場所も同時になくなります。次の予定まで含めて決めてから動く方が安全です。
④ リモート併用。日本とフィリピンの時差は1時間なので、勤務時間を後ろにずらせば理屈の上では成立します。ただし通信環境と作業スペースは学校によって条件が違いますので、申し込み前に必ず確認してください。授業と仕事を同じ日に詰めると、どちらも中途半端になりやすい点も踏まえて判断されることをおすすめします。
期間の考え方は留学期間は4週・8週・12週のどれかに、休みの作り方そのものは社会人留学をフィリピンで|休みの作り方3パターンにまとめました。
上司に最初に言う一文をどうするか
長く説明するほど、こちらの迷いが伝わります。最初は3点だけで十分です。
- 時期と期間(「来年の4月から8週間」)
- 目的(「業務で必要な英語を、まとまった時間で立て直したい」)
- 引き継ぎの見通し(「◯◯さんに引き継げるよう、6週間前までに表を作ります」)
「行きたいのですが、どうでしょうか」ではなく、「この形で進めたいので、調整させてください」と言えるかどうかで返ってくる答えが変わります。会社に迷惑をかけないという前提が、この3点に全部入っているからです。
空白期間を、後でどう説明するか
退職して行く場合、履歴書に空白ができます。面接でこれを聞かれたときは、期間・目的・持ち帰ったものを1文ずつで答えるのが最も通りやすい形です。
「3ヶ月間、フィリピンで英語の集中研修を受けました。会議で発言できないことが課題だったので、1対1の授業で話す量を増やしました。帰国後は社内の英語会議に自分から出るようにしています」——このくらいの長さです。
注意していただきたいのは、資格や点数を成果として約束しないことです。スコアが上がるかどうかは受験時期や準備の仕方で変わりますし、面接官が見ているのは点数そのものではなく行動の変化であることが多いです。留学後のキャリアの整理は留学後のキャリア — 英語を仕事に変えた4つの型に、面接そのものの準備は英語面接の対策に書きました。
「行けない」ではなく「短くする」
3ヶ月は無理でも、2週間なら通るケースはよくあります。短くすると目標の立て方が変わるだけで、行けなくなるわけではありません。短期の目標設計は短期1〜2週間で何を目標にするかにまとめてあります。
学校選びの段階から社会人向けの条件で絞りたい方は、学校選びに関する記事一覧もあわせてご覧ください。
制度・費用・スケジュールの具体的な条件は学校とシーズンによって変わります。ご自身の日程で組めるかどうかは、記事末尾の提携エージェントにご相談ください。
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