実務で使う英語も、場面ごとに棚を分けて練習する方が早く形になります(設備・運用は学校ごとに異なります)
公開日 · 2026年10月11日
ビジネス英語の留学|会議・メール・電話の順に
「英語ができない」と感じる場面は、実は3か所に集中しています。会議で発言できない。メールに時間がかかる。電話が聞き取れない。この3つです。
そして、この3つは原因が別々です。まとめて「英語力」と呼んでいる限り、練習の当てどころが決まりません。詰まる順に見ていきます。
会議 — 沈黙するのは、英語力より入るタイミング
会議で発言できない方の多くは、言うことが決まっていないのではなく、入る隙が見つからない状態です。日本語の会議なら間で入れたものが、英語では間が短いために取れません。
留学中に頼むべき練習は「意見を述べる練習」ではなく、割り込みの練習です。
- Can I add one thing?(一言だけ足させてください)
- Sorry, just to be clear —(確認させてください)
- Let me come back to that.(それは後で戻ります)
この3つを、講師に話の途中でわざと使わせてもらうのが最も効きます。1対1の授業であれば、「私が2分話すので、3回止めてください。私も3回止めます」という形でリクエストできます。授業を自分の目的に寄せる頼み方はマンツーマン授業の効果とカリキュラムに書きました。
もう一つ、会議前に自分の発言を1文だけ用意しておく。これだけで最初の一歩が出ます。完璧な意見でなく、質問で構いません。
メール — 遅いのは語彙ではなく、型がないから
英文メールに時間がかかる原因は、たいてい毎回ゼロから書いていることです。実務のメールは種類が限られています。依頼、確認、断り、謝罪、催促、日程調整——ほぼこの6つです。
留学中にやる価値が高いのは、この6種類の自分用テンプレートを作ることです。講師に添削してもらいながら1日1種類ずつ書けば、1週間で6つ揃います。日本語で書いてから訳すのではなく、最初から英語で書いて直してもらってください。訳す癖が残ると、実務でも速くなりません。
添削で見てもらう点は3つに絞ると効率が上がります。用件が最初の2行に入っているか。依頼の強さは適切か。読み手が次に何をすればいいか書いてあるか。文法の細かい誤りより、この3つの方が実務では効きます。
英語で考える感覚そのものについては「英語で考える」の実態をご覧ください。
電話 — 聞き取れないのは、音ではなく前提
電話が最も難しいのは、顔が見えず、話題の前提が共有されていないからです。同じ相手と対面なら聞き取れる人が、電話だと崩れます。
ここで効くのは聞き返し方の在庫です。同じ Sorry? を3回繰り返すと、相手も言い換え方が分かりません。
| 状況 | 使う言い方 |
|---|
| 全体が聞こえなかった | Could you say that again, please? |
| 一部だけ落ちた | Sorry, after the date — I missed that part. |
| 意味は取れたが確信がない | So you mean we should postpone it. Is that right? |
| 綴りが必要 | Could you spell that for me? |
| 記録として残したい | Could you send that in an email as well? |
最後の1行は実務では特に有効です。電話で全部を確定させようとせず、要点はメールに寄せる——これは英語力の問題ではなく、進め方の問題です。
聞き取りが崩れる原因の切り分けはリスニングが聞こえない原因と対処にまとめました。
3か所を、留学のどこに割り当てるか
4週間なら、最初の2週間を会議、3週目をメール、4週目を電話に寄せる配分が実務向けです。会議の練習は話す量そのものを増やすので、先に置いた方が後の2つも楽になります。
なお、授業を担当するのは1対1・グループともフィリピン人講師です。ネイティブ講師は講師側の研修を担当しており、学生の授業には入りません。担当講師に実務経験や希望する業界の話題を伝えておくと、教材の選び方が変わります。
学習面の記事は勉強に関する記事一覧に、社会人の一日の回し方は社会人の留学生活にあります。
ビジネス英語コースの有無・教材・添削の範囲は学校ごとに異なります。ご自身の職種に合う形になるかは、記事末尾の提携エージェントにご確認ください。
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