校内の自習スペース。木製の机に読書灯と間仕切りが置かれ、奥の窓際にも席が並んでいる
午後に休む時間と自習の時間をどこに置くかで、翌日の授業が変わります(設備・運用は学校ごとに異なります)
公開日 · 2026年10月28日

シニア留学の1日のコマ数|60代の授業設計

定年後、あるいはお子さんが独立された後に留学を考える方が増えています。ご相談で最初に出てくるのは、費用でも治安でもなく「体力がもつでしょうか」という質問です。

答えを先に言うと、コマ数を自分で決められるかどうかで決まります。若い方と同じ時間割をそのまま受け取ると、たいてい2週目で止まります。よくいただく質問の順に見ていきます。

1日何コマが現実的ですか

多くの学校で、1コマは50分前後、1日の授業は4コマから8コマ程度の幅で組まれています(構成は学校とコースによって異なりますので、申し込み前にご確認ください)。

60代で初めての留学なら、まず4〜5コマから始めて、3日目に増やすか決める形をおすすめしています。最初から詰めて後から減らすより、少なく始めて足す方が気持ちの上でも楽です。減らすのは「ついていけなかった」に感じられてしまうからです。

ここで大事なのは、コマ数の変更が途中でできるのかを、申し込み前に聞いておくことです。学校によって扱いが違います。

午後はなぜあんなに眠いのですか

暑さと湿度です。日本の生活リズムのまま午後の授業に入ると、集中が切れます。これは年齢というより気候の問題で、20代の方も同じことを言います。

対策は3つです。昼食を軽くすること。午後1コマ目に一番苦手な科目を置かないこと。そして15分だけ横になること。この15分があるかないかで、夕方の2コマの質がはっきり変わります。授業外の時間の組み方は授業外の時間をどう設計するかにまとめました。

若い人と同じクラスで浮きませんか

1対1の授業が中心であれば、この心配はほとんど当てはまりません。授業は講師と自分の2人なので、周りの年齢は関係がなくなります。1対1の進み方はマンツーマン授業の効果とカリキュラムをご覧ください。

グループ授業については、年齢構成が時期によって変わります。気になる場合は、グループの割合が低い時間割を選ぶという調整の仕方があります。むしろ年齢が上の学習者に有利に働く点もあり、それは年齢が高い学習者が有利な理由に書きました。

覚えられない、という不安にはどう向き合いますか

正直に申し上げると、単語を覚える速さは若い方に分があります。そこで競う設計にすると続きません。

代わりに効くのが「言い換え」です。単語が出てこないときに、知っている言葉で回り道をして伝える力は、人生経験がある分だけ有利に働きます。「発酵食品」が出てこなくても「a food that gets better with time, like miso」で通じます。この訓練は1対1の授業で最も伸びやすい部分です。

もう一つ、書いて残すことをおすすめします。1日3行で構いません。方法は英語日記・ジャーナリングの続け方に書きました。

動機が続かなくなったらどうしますか

シニア世代の留学で最も多い失速の原因は、実は疲れではなく目的が漠然としていることです。「英語ができるようになりたい」だけだと、3週目に何を測ればいいのか分からなくなります。

具体的にすると持ちます。「孫と英語で話す」「一人で海外旅行の予約と交渉をする」「教会や地域の行事で挨拶をする」——測れる目標にしておくと、授業のリクエストも具体的になります。

体力面と健康面の準備は50歳からのフィリピン留学ガイド — 体力と健康に、実際に12週間を過ごされた方の一日は定年退職後、クラークで12週間にあります。学校を選ぶ段階の記事は学校選びに関する記事一覧にまとめてあります。

そしてもう一つ、週に1日は勉強しない日を作ってください。7日間走り続けると、2週目の水曜あたりで必ず落ちます。日曜は予定を入れないと最初に決めておく方が、結果的に総学習時間は伸びます。

体を動かす時間を午後に置くのも有効です。ゴルフやウォーキングなど、何をどのくらい入れられるかは学校とシーズンで変わりますので、具体的な条件は事前にご確認ください。

コマ数の変更可否・クラス構成・シニア向けの調整範囲は学校ごとに異なります。ご自身の体力に合う組み方は、記事末尾の提携エージェントにご相談ください。

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