
ゴルフ留学の1日——英語とラウンドをどう並べるか
「ゴルフも英語も」と聞くと、どちらも中途半端になりそうに思えます。実際、時間配分を間違えるとそうなります。
逆に言えば、1日の並べ方さえ決まれば両立します。この記事は、ゴルフを組み込んだ留学生活の1日を、朝から順に追っていきます。
5:30〜6:00|早朝スタートが基本になる理由
熱帯の気候では、日中の屋外は消耗が激しくなります。だから多くの場合、ラウンドや練習は早朝に置きます。
- 気温が上がる前に終わる
- 午後の授業に体力を残せる
- コースが混みにくい時間帯
早起きが前提になるぶん、夜更かしとは相性が悪い生活になります。「朝型に切り替えられるか」が、このスタイルの最初の関門です。
なお、コースの利用条件、送迎の有無、プレー費用は、学校と提携先のコースによって大きく異なります。プログラムの中に何が含まれ、何が別料金なのかは、申込み前に必ず確認してください。
6:00〜11:00|コースでの時間
ここが「英語の授業ではない英語の時間」になります。ラウンド中に使う英語は、教室のものとかなり違います。
| 場面 | よく使う表現 | ひとこと |
|---|---|---|
| ティーイングエリア | You're up. / I'll go first. | 順番を決める一言 |
| 距離を聞く | How far is it to the pin? | ヤードか、メートルかを最初に確認 |
| クラブ選択 | I'll take a seven iron. | 番手は数字で言えれば通じる |
| ミスの後 | That's out. / I'll take a drop. | 深刻にならず短く |
| キャディへ | Which way does it break? | グリーンの傾斜を聞く |
| 終わりに | Good game. Thanks for the round. | 締めの定型 |
ポイントは、ゴルフ英語は語彙が狭いということです。同じ表現が4〜5時間の中で何度も繰り返されるので、覚えるのが速い。教室で30回反復するより、コースで自然に30回使うほうが定着します。

11:00〜12:30|戻って、食べて、切り替える
ラウンド後は体力が落ちています。ここで無理をせず、食事と休憩をきちんと取るかどうかで午後の授業の質が変わります。
- 水分と塩分。熱帯の屋外で4〜5時間動いた後は、想像以上に失っています。
- 短い仮眠。20〜30分で十分。長く寝ると夜に響きます。
- 着替えとシャワー。汗のまま授業に入ると集中が続きません。
食事の提供形態は学校によって異なります。平日1日3食が含まれる形が多く、詳しくは語学学校の食事事情にまとめました。
13:00〜17:00|午後の英語授業
体を動かした後の授業には、独特の利点があります。その日の午前中に、話す材料が出来ているということです。
- 「今日の3番ホールでこうなった」と説明する
- 「風が強くてクラブを変えた」と理由を言う
- 「次はこうしたい」と計画を話す
これは英語の練習としてかなり質が高い。過去形・理由・仮定という、日常会話の中核が全部入っているからです。マンツーマンなら、そのまま授業の題材として持ち込めます。仕組みはマンツーマン授業はなぜ効くのかを参照してください。
ゴルフ英語だけを学ぶわけではありません。一般英語の授業が中心にあり、そこにゴルフの時間が組み合わさる形が基本です。コースの構成は学校によって異なるため、週に何回コースへ出られるのか、授業は何コマ確保されるのかを確認しておくと、期待とのずれが出ません。
17:00〜19:00|練習場と自習
夕方は選択の時間です。
- 打ちっぱなしでその日の修正点を確認する
- 教室に戻って復習する
- 何もしないで休む
毎日フルに使わないことが、実は長続きの条件です。4週間以上の滞在なら、週に1〜2日は完全休養を入れるほうが結果的に伸びます。夜の時間配分は授業後の夜の使い方も参考にしてください。
このスタイルが向いている人・向いていない人
向いているのは:
- すでにゴルフをしていて、英語も必要になった社会人
- 「勉強だけの数週間」に耐えられる自信がない人
- 退職後・転職の合間など、まとまった時間が取れる人
向いていないのは:
- 短期間で英語だけを最大化したい人(授業時間がゴルフに削られます)
- 早起きが極端に苦手な人
- 予算をぎりぎりで組んでいる人(コース利用は追加費用になることが多い)
年齢層の高い学習者に向く点はシニア世代の留学ガイドにも書いています。ゴルフと英語をどう並べるかは、滞在期間とコマ数の配分で大きく変わるため、申込み前の相談で詰めておくのが確実です。
確認しておきたい5つのこと
- 週に何回コースへ出られるか、練習場は何回か
- プレー費・カート・キャディ費がプログラムに含まれるか別か
- コースまでの移動手段と所要時間
- 授業のコマ数がゴルフの日も確保されるか
- クラブのレンタルがあるか、持参が必要か
なお、クラークのキャンパスは2023年9月に開校した比較的新しい環境です。プログラムの内容や提携先は変わることがあるため、最新の条件は申込み前に確認してください。詳しい構成と見積りは、下記の提携エージェンシーにご相談ください。