発音も教材と同じで、直す順番が決まっています(教材構成は学校・時期により異なります)
公開日 · 2026年10月12日
フィリピン人講師の発音は大丈夫か|正直な話
留学先を比べていると、必ずこの疑問に行き当たります。「フィリピン人講師の発音は、なまっていないのか」。掲示板でも定期的に議論になっています。
避けずに書きます。ただし、事実として言えることと、学校によって違うので確認が必要なことを分けます。この2つを混ぜた説明が、いちばん判断を狂わせます。
まず、事実として言えること
フィリピンでは英語が公用語の一つとして使われ、学校教育・行政・ビジネスの現場で日常的に英語が使われています。この環境で育った話者の英語は、独立した変種として国際的に認識されています。イギリス英語とアメリカ英語が違うのと同じ意味で「違う」のであって、間違っているという話ではありません。
発音の傾向としてよく指摘されるのは、母音の一部の質、語末の子音の扱い、リズムのとり方などです。ただし個人差がきわめて大きいという点が重要です。「フィリピン人講師の発音は◯◯だ」とひとまとめに言える状態ではありません。同じ学校の中でも講師によって違います。
学習者にとって、どう影響するのか
正直に申し上げて、初級・中級の段階では、講師のなまりよりも話す量の方が影響が大きいというのが実感です。1日に何回言い直したか、何回止められたかの方が、伸びを左右します。
一方で、次のような目的をお持ちの場合は、話が変わります。
- 特定のアクセントを身につけたい(放送や俳優業など、音そのものが商品になる場合)
- 音声試験で特定の基準に合わせたい
- 既に上級で、細かい音の差を詰めたい段階にある
この場合は、目的を最初に伝えて、担当講師の選定に反映してもらえるかを確認してください。学校によって対応の幅は違いますので、申し込み前に聞いておくべき項目です。
授業を担当するのは誰か、を先に確認する
もう一つ、誤解が多い点をはっきりさせておきます。トークの体制では、1対1・グループ・Hybrid(1対1とグループの組み合わせ)のいずれも、授業を担当するのはフィリピン人講師です。ネイティブ講師は在籍していますが、その役割は講師の研修であり、学生の授業には入りません。
つまり「ネイティブに習える」と読める説明があれば、それは体制の説明として正確ではありません。判断材料として、誰が授業をするのかを最初に確認することをおすすめします。講師がどう採用され、どんな研修を受けているかは講師の採用と研修にまとめました。
それでも自分の発音を直したいなら、順番がある
ここからは、聞く側ではなく話す側の話です。日本語話者の発音は、直す順番を守ると短期間で通じやすくなります。
- 音の数を合わせる(「ストレス」を4音節にしない)
- 語の強勢の位置(コンピューターは com-PU-ter)
- 語末の子音を落とさない(need と knee の差)
- 文全体のリズム(強く読む語を選ぶ)
- 個別の子音・母音(th や r/l はここでようやく)
多くの方が5番から始めて挫折します。通じるかどうかを決めているのは、1から4です。この順番の詳しい理由は発音矯正は実際どう進むのか|直す順番があるに、授業での進み方と限界は発音矯正の授業は実際どう進む?に書きました。
判断のための3つの質問
学校を比べる段階で、次の3つを聞くと違いが見えます。
- 発音矯正の時間は、時間割の中に独立して取れますか
- 録音して聞き直す形の授業はありますか
- 担当講師の変更は、どういう手順でできますか
3番目は特に重要です。相性は必ずあります。変更が言い出しにくい仕組みだと、合わない状態が4週間続いてしまいます。
なお、講師の構成・研修体制・変更の手続きは学校ごとに異なりますので、具体的な条件は必ずご確認ください。学習面の記事は勉強に関する記事一覧に、留学のデメリットとして語られる点の整理はフィリピン留学のデメリットと治安の実際にあります。
発音の目標をどこに置くかは、目的によって答えが変わります。ご自身の目的に合う組み方は、記事末尾の提携エージェントにご相談ください。
👉 提携エージェントに相談する
← 記事一覧へ戻る